省電力で動作するソフトウェアの作り方

今日日ではCO2削減に当たり、如何に省電力で機器類を動作させるのかというのは、喫緊の課題とされています。それは、コンピューターも例外ではありません。ですからハードウェアレベルでの省電力化は、必須と言っても過言ではないというのが現状なのです。現在メーカーや家電量販店、あるいはネット通販等で売られているコンピューターは、企業内のオフィスワーク等での利用は、コンピューターの起動時間に照らせば、およそ7割強程度が利用されていない時間であるという調査報告もある様です。

つまりそれらの時間をスリープモードという、低電力モードに切り替えられるという事になります。しかしそれだけではまだ不十分であり、出来る事はソフトウェアレベルでの省電力という事になるでしょう。それを現実的な解決に導く為には、ソフトウェアによって、先に示したスリープモードと通常モードを、頻繁に行き来する事を回避する事が挙げられます。なぜなら、その状態遷移が起きる時にも多少なりとも電力を消費するからであり、これを制御するソフトウェアがあれば、結果的には省エネ効果を果たした事になるでしょう。

また、クライアントから依頼されたソフトウェアを開発する場合に、コンパイラーのオプション等を効果的に使い、小さなロードモジュールを作成するという方法も採るべきかも知れません。そしてそのロードモジュールを実行した場合、消費電力の動向をチェックするアプリケーションを利用して、多くの電力が消費されるのは何がトリガーになっているのかを調べましょう。そうすれば、より省電力で動作するソフトウェアを作成する事が出来るでしょう。

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