ソフトウェア開発で使われてきた言語

ソフトウェア開発は数十年前から行われていますが、業務向け、科学技術向け、OSなどの開発向けなど、分野ごとに利用される言語が変わってきています。業務向けでは古くからCOBOLが採用されています。COBOLは業務の内容をそのままプログラムするのに長けたプログラム言語であり、主に汎用機などで使われています。現在でも勘定系を中心に現役で使われている言語でもあります。

科学技術向けには長らくFortranが利用されてきました。Fortranが使われてきた理由としてはソースコードの記述ルールが厳しいこともあり、科学技術計算をプログラムしやすいライブラリも多かったからと言われています。また、スーパーコンピューターなど桁数の多い計算も得意なことから現在でも広く利用されている言語です。ソフトウェアはOSが無くては動作しませんが、そのOSを開発するために作られたのがC言語です。

C言語ではメモリやCPUを細かく制御することができ、また、速度面においても他の言語に比べて深いところまでサポートすることができます。そのため、学習コストはかなり高いのですが、ミッションクリティカルなシステムでは特に採用されることが多くなっています。現在でも活躍している言語ですが、C++というソフトウェア開発に主眼をもったCの上位プログラム言語が登場しており移行が進んでいます。ただし、C++は更に学習コストが高いことからCのまま開発を続ける場合も多いようです

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