システムの基盤もオープンソースで作る

システムの基盤といえばOS以上に重要性が高く、メンテナンス性が重要視されると考える企業も多いようです。そのため、社内システム専用に長く使える基盤ソフトウエアをわざわざ開発する企業も少なくありません。しかし、基板ソフトウエアは開発に人員が膨大にかかること、また、セキュリティパッチや追加機能など長期に渡るプロジェクトになることが多いことから企業にとってとても重いシステム開発と言われています。そこで採用が増えているのがオープンソース版の基盤システムです。

アプリケーションサーバとも呼ばれ多くの実績を持つプロジェクトが多数あります。もっとも利用が多いと言われているのがトムキャットと呼ばれるアプリケーションサーバです。オープンソースであり、ライセンスも比較的自由に使うことができるアパッチライセンスを導入しているプロジェクトです。機能面ではアプリケーションサーバに必要な堅牢性、拡張性、冗長性など通常開発するにはとても難しい分野までしっかりと開発が進み、現在でも活発に続いているプロジェクトの1つです。

企業の利用もとても多く、小規模から大規模までさまざまなシステムの基盤として利用が進んでいます。トムキャットはアパッチと共に利用されることが多く、通常のサーバOSならほとんどで動作できるようになっています。また、安定性を重視した作りになっていたり、予備サーバとの連携もすぐにできるなど安定稼働が必要な開発にはもってこいのオープンソースプロジェクトとなっています

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