システム開発におけるゴールの重要性

システム開発には多数の人員が参加しますが、どのレベルの人員であってもそれぞれにゴールを定めていないとシステム開発はうまく進まないと言われています。ゴールの設定については要求定義書によって行なわれますが、案件によっては要求定義が不完全なまま見切り発車するケースも少なくないようです。このような場合はゴールが設定できずに現在の進捗が遅れているのか順調なのかはっきりしないというケースとなり、結果としてチームのモチベーションが下がったり、工期が延びたりする原因となることが多いようです。要求定義がしっかりしている場合でも外部設計や内部設計の段階でコンポーネントに分割を失敗したり、人員配置を失敗すると進捗がうまく伸びていかない原因になることも多いようです。

システム開発におけるゴールはそれぞれのレベルで異なります。プロジェクトマネージャーレベルではシステムの納品がゴールですし、プログラマレベルでは各モジュールの完成もしくはテスト合格がゴールかもしれません。各レベルでゴールを適切に決められるように要求定義から各設計担当者の技量が問われてきます。人員配置であるシステム開発ではコンポーネントの他にネットワーク担当やデータベース担当などそれぞれに人員を配置しますが、必要な工期や人員が変わってきますので経験がものを言うことが多いようです。

そのため、人員配置に不安がある場合には多めの日数を設定し、適宜変更ができるように余裕を持たせることも大事です

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