システム開発に必要なプログラム

プログラムとは要求された機能を実現するための手段ですが、プログラマーによって技能や書き方に差があることから長らく標準化するためにさまざまな試みが行われてきていますが有効な手段がまだ見つかっていないようです。そもそもプログラムとはコンピューターにわかるように人間が仕事の内容を伝える手段です。プログラムには長らくマシン語と呼ばれるコンピュータが理解しやすい言語で書かれていました。しかし、実現したい機能が増えるに従いマシン語では開発が困難になっていきます。

そこで生まれたのが高級言語と呼ばれる人間が理解しやすい言語です。CやJava、PHPなどさまざまなプログラミング言語が開発されています。システム開発ではこれら高級言語を使って構築しますが、構築にあたっては仕様を定める作業を行い、プログラマに指示をします。仕様書にはプログラムで実現すべき処理内容に加え、入力データ、出力結果が記載されています。

システム開発では仕様書が最優先されることになり、プログラミング時に仕様書の不備を見つけた場合にはプログラミングを中断して修正を依頼することが必要になります。また、プログラミングが終わった段階で単体テストを行います。単体テストではプログラム単体で仕様書通りにできているかがチェックされます。システム用のモジュールやコンポーネントのように複数のプログラムによるテストはプログラマが行なわず、専任のスタッフによって行なわれることもあります。

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